sustainability サステナビリティ

東邦電設では、従業員一人ひとりの心身の健康を大切にし、働きやすい環境づくりに積極的に取り組んでいます。現場での安全管理はもちろんのこと、労働災害ゼロを目指した教育と安全体制を徹底。定期的な安全パトロールやミーティングを通じて、事故の未然防止と職場全体の意識向上を図っています。

また、心の健康への配慮として、社内の相談体制や上司とのオープンなコミュニケーションが自然にできる風通しのよい職場文化を育んでいます。社員が安心して長く働き続けられるよう、仕事と生活のバランス（ワークライフバランス）にも配慮した就業体制の整備を進めています。

再生可能エネルギーの活用や省エネルギー技術の導入は、私たちが担うインフラ整備の中核に位置づけられています。具体的には、トンネルや公共施設の照明設備において、LED化を積極的に推進し、電力使用量とCO₂排出量の削減を図っています。

また、仮設照明や現場電源の設置においても、エネルギー効率の高い機器の採用を行い、地域の環境負荷軽減に貢献しています。

私たちは、地域経済の発展とともに、働く人すべてが「誇り」と「成長」を実感できる職場づくりを目指しています。若手からベテランまでが活躍できるよう、スキルアップ支援や資格取得補助制度を設け、技術の習得とキャリア形成を後押ししています。

特に、新人社員に対しては、先輩社員による丁寧な指導や現場同行による実践的な学びの機会を提供。初めての現場でも安心して業務に取り組めるよう、教育体制の充実を図っています。

さらに、フラットな組織風土のもと、年齢や役職に関係なく意見交換ができるオープンな社風を大切にしており、「人が成長し、会社も成長する」持続可能な働き方を実現しています。

東邦電設では、ICTや無線通信技術を活用した「スマートインフラ」の導入を積極的に検討・実践しています。例えば、トンネル内の安全性と通信環境の向上を目的に、Wi-Fiシステムの導入に関する検討を実施。現場におけるデジタル情報共有を可能にし、保守性や安全性の向上を目指した新たな取り組みとして位置づけています。

こうした技術革新は、将来的な自動運転や防災情報のリアルタイム共有基盤にもつながる重要な一歩です。

地域の安全・安心を支えるために、防災・減災に資するインフラ整備も当社の重要な役割です。
たとえば音中道路関連工事では、トンネル内に押しボタン通報装置や情報表示板を設置。
さらに、電気室には非常用発電機や無停電電源装置を備え、災害時にも迅速な対応ができる体制を整えました。
地元自治体や道路管理者と連携しながら、地域のレジリエンス（災害対応力）向上に取り組んでいます。

北海道が推進する「ゼロカーボン建設モデル事業」において、東邦電設はその先駆的企業の一員として参加しています。具体的には、ゼロカーボン試行工事の中で、以下のような施策を実施しました。

・CO₂排出量可視化ツールによる施工管理
・電動建設機械の導入検討
・ハイブリッド発電機やLED照明の導入
・現場内の電源効率最適化

これらの取り組みにより、施工プロセスにおける温室効果ガス排出量の削減とともに、建設業界全体の脱炭素化に寄与しています。